有機肥料

多木化学や住友化学の有機肥料を取り扱っています。

油粕
油粕とは、大豆や菜種などから油を搾った後に残る、搾りかすのこと。植物に必要な三大栄養である窒素・リン酸・カリウムのうち、葉・茎の生育を促す窒素を多く含んでいるのが特徴です。油粕は、多量にまくと分解の際にガスが発生して作物の生育を阻害したり、土の表面にまくとコバエが発生したりすることもあるので、使用には注意が必要です。

鶏糞
鶏糞は、養鶏所から出るニワトリの糞を乾燥・発酵させた物です。窒素・リン酸・カリウムをバランスよく含み、マグネシウムやカルシウムも豊富に含んでいます。比較的低価格で扱いやすく、乾燥鶏糞(鶏糞ペレット)、発酵鶏糞(鶏糞堆肥)、炭化鶏糞などの種類があります。

魚粉
魚粉は、イワシなどの魚を煮て水分と油分を取り除き、乾燥させた後に粉砕したものです。窒素とリン酸を多く含み、窒素はタンパク質の形であることから、土壌中での分解は速やかに進みます。有機肥料の中では窒素の即効性が高いため、元肥のほか追肥にも使われます。

骨粉(こっぷん)
骨粉は、豚や鶏などの骨を乾燥させた後、細かく砕いた物です。多少の窒素と多くのリン酸を含んでいます。少しずつ分解されて吸収されるため、効果は非常にゆっくりと現れ、長続きするのが特徴です。

米ぬか
米ぬかは、玄米を精米する際に出る粉です。窒素・リン酸・カリウムのほか、ビタミンやミネラル、糖分も多く含んでいます。脂質が多いため、油粕よりも分解はゆっくり進みます。水田では、除草の目的で表面施用されることがあります。

草木灰(そうもくばい)
落ち葉や枯れ草などの草木を燃やしてできるのが草木灰です。カリウムを多く含むほか、石灰とリン酸も含んでおり、酸性の土壌を中和するためにも使われます。即効性が高いため、元肥のほか、追肥にも使われます。